卒業論文、修士論文を執筆中だとおもいますが、

図や表を使う場合の注意

説明を必ずいれる

本文、キャプション中で必ず説明をしてください。説明というのは

  1. 図・表がなにをあらわしているのか、示しているのか
  2. 図の場合、
    1. その横軸、縦軸はなにか
    2. シンボル(マーカー・線)が複数ある場合、それぞれ何に対応しているのか
  3. 説明のない図は、その論文にとって意味の無い図です。

考察をいれる

実験データを示すグラフの場合、その値がどの程度なのか、どういう傾向 を示しているのか。特に、読者にどのように図を見てもらいたいのか、に関 係します。

図・表キャプションは必ずいれる

キャプションには、その図・表を『単体で見たとき』に意味が分かる のに必要な最低限の情報をいれる事。どういう値・情報が与えられ ているのか、シンボルの意味。図中に示されていても必ず書く事。

詳細が本文で述べられていたり、前出の図表で説明がされている 場合は、その旨を書く。

特にLaTeXの場合、\captionコマンドは [図表目次用] {本文用} の2種類の値を設定する事ができます。目次用には簡潔に、何の図・表か を書き、本文用には最低限の説明をいれてください。

別の論文などの図を転用する場合

引用元が分かるように、必ず参考文献を明記しておくこと。

その他

変数(記号)

論文中で式を使う事も多いです。さらに、その式の中に現れる 変数を本文中で使用する事も多いでしょう。 そもそもSI単位系では、変数は斜体で表記する事になっているので 本文中で変数を使う場合は斜体にします。それ以上に、 式の中に現れている変数と本文中にあらわれている変数は 同じ字体にしてください。 可能であれば、図の中にあらわれる変数も同じ字体である方が 望ましいです。

変数の定義

論文で使用する変数は、その論文中でその定義が明示されて いなければなりません。(自明なものについてはその限りでは ありませんが、自明といっても虚数の i 等のレベル。一般的な ものについては、標準的な教科書などを参考論文としてを引用 する方法もあります)

単位

物理量は単位を持っています。単位の書き方は、
  1. 数字と単位の間は半角空ける
  2. 単位は立体(Roman)
というルールがあります。括弧でくくるのはSI単位系に定められて いる表記ルールに反します。 基本的には変数の後に単位は必要ありません。あくまでも 数字についての指標になります。ただし、表のラベルなど、 変数と、その数字を単位を明示する必要がある場合、括弧付きで 単位を示す場合もあります。本文中においても、そのケースに当てはまる 特殊なケースもあります。
例) AB 間の距離 $L$ [m] を3回測定したところ、10.0、10.1、10.3 の結果を得た。
数字にすべて単位を振ってもいいですが、読みにくいのでまとめて変数 の所で単位を指定してみました。あと、前後の文脈の関係で、変数に 単位を指定しておかないと、取扱上問題が生じる場合もないわけでは ありません。 論文中で、式、表、図などを参照するケースもあると思います。 その場合のルールというか慣習です。

式の番号は (1) のように括弧付けで振られています。引用するときは、 括弧も含めて引用します。ただ括弧と数字だけではなんの事か分からない ので、 『式(1)』 のように式をつけてください。
例:
\begin{equation}
\label{eq:1}
A = B 
\end{equation}

式\ref{eq:1}は・・・・

図・表

図表にキャプションをつけると、連番がつきます。それを指定して参照 すればいいのですが、これも図なのか表なのか章なのか分からないので 図1.1や表1.2 とします。括弧はつけません。 日本語の場合はあまり混乱がないのですが、英語の場合キャプションに 現れる文字がFIG. だったりFigure だったり Fig. だったりします。 LaTeX の場合
\begin{figure}
\caption{}
\label{fig:1}
\end{figure}


\figurename~\ref{fig:1}
なんてしておくと、面倒がありません。 今の所、該当するケースにあたっていませんが、図表を引用する場合、 \labelコマンドの位置に注意しましょう。\captionの前後、それから\figure 環境の内外、\captionのある無しで振る舞いがそれぞれ異なります。 (と思うが・・・・)

趣味。ほとんど趣味みたいなものとしてはプログラミング。 現実逃避になるのかどうか不明ですが、このホームページ自体が 趣味ですね。まったく。

人からみると「中毒」的だそうです。 そんな事は全くないと思うのですけれど。ないなら、ないで別に困りはしませんし。 出身は愛知県です。愛知県といっても尾張地方の岐阜県より、北部の方。 そこの 土地柄というわけではなく、 むしろその後の環境に強く影響されているのだと思います。

とはいえ、研究者にはコーヒーは必需品なのだそうで、 たとえば こんな人 や、 こんな人 は、なぜコーヒーでなければならないのか 全くもって疑問ですが、重要なアイテムとなっています。 冷めたり、インスタントだったりするのであれば、まあ普通はいらんわな。

某京都大学の某物理学科でいただいた コーヒーは結構有名なものなのですけれど、きっとこのコーヒーが数々の偉大な物理学者を生んだのでしょう。

ちなみにここ数年のお気に入りは

コストパフォーマンスいいですね。 うまく購入日を選べばスーパー等でのお買い得品よりもお買い得。 豆で購入すれば風味もそれほど劣化しない。 お値打ちなところとしては BROOKS も飲んでいましたが、今はほとんど加藤珈琲で済ませています。