卒業論文、修士論文を執筆中だとおもいますが、
図や表を使う場合の注意
説明を必ずいれる
本文、キャプション中で必ず説明をしてください。説明というのは
- 図・表がなにをあらわしているのか、示しているのか
- 図の場合、
- その横軸、縦軸はなにか
- シンボル(マーカー・線)が複数ある場合、それぞれ何に対応しているのか
説明のない図は、その論文にとって意味の無い図です。
考察をいれる
実験データを示すグラフの場合、その値がどの程度なのか、どういう傾向
を示しているのか。特に、読者にどのように図を見てもらいたいのか、に関
係します。
図・表キャプションは必ずいれる
キャプションには、その図・表を『単体で見たとき』に意味が分かる
のに必要な最低限の情報をいれる事。どういう値・情報が与えられ
ているのか、シンボルの意味。図中に示されていても必ず書く事。
詳細が本文で述べられていたり、前出の図表で説明がされている
場合は、その旨を書く。
特にLaTeXの場合、\captionコマンドは
[図表目次用]
{本文用}
の2種類の値を設定する事ができます。目次用には簡潔に、何の図・表か
を書き、本文用には最低限の説明をいれてください。
別の論文などの図を転用する場合
引用元が分かるように、必ず参考文献を明記しておくこと。
その他
変数(記号)
論文中で式を使う事も多いです。さらに、その式の中に現れる
変数を本文中で使用する事も多いでしょう。
そもそもSI単位系では、変数は斜体で表記する事になっているので
本文中で変数を使う場合は斜体にします。それ以上に、
式の中に現れている変数と本文中にあらわれている変数は
同じ字体にしてください。
可能であれば、図の中にあらわれる変数も同じ字体である方が
望ましいです。
変数の定義
論文で使用する変数は、その論文中でその定義が明示されて
いなければなりません。(自明なものについてはその限りでは
ありませんが、自明といっても虚数の i 等のレベル。一般的な
ものについては、標準的な教科書などを参考論文としてを引用
する方法もあります)
単位
物理量は単位を持っています。単位の書き方は、
- 数字と単位の間は半角空ける
- 単位は立体(Roman)
というルールがあります。括弧でくくるのはSI単位系に定められて
いる表記ルールに反します。
基本的には変数の後に単位は必要ありません。あくまでも
数字についての指標になります。ただし、表のラベルなど、
変数と、その数字を単位を明示する必要がある場合、括弧付きで
単位を示す場合もあります。本文中においても、そのケースに当てはまる
特殊なケースもあります。
例) AB 間の距離 $L$ [m] を3回測定したところ、10.0、10.1、10.3
の結果を得た。
数字にすべて単位を振ってもいいですが、読みにくいのでまとめて変数
の所で単位を指定してみました。あと、前後の文脈の関係で、変数に
単位を指定しておかないと、取扱上問題が生じる場合もないわけでは
ありません。
論文中で、式、表、図などを参照するケースもあると思います。
その場合のルールというか慣習です。
式
式の番号は (1) のように括弧付けで振られています。引用するときは、
括弧も含めて引用します。ただ括弧と数字だけではなんの事か分からない
ので、
『式(1)』
のように式をつけてください。
例:
\begin{equation}
\label{eq:1}
A = B
\end{equation}
式\ref{eq:1}は・・・・
図・表
図表にキャプションをつけると、連番がつきます。それを指定して参照
すればいいのですが、これも図なのか表なのか章なのか分からないので
図1.1や表1.2 とします。括弧はつけません。
日本語の場合はあまり混乱がないのですが、英語の場合キャプションに
現れる文字がFIG. だったりFigure だったり Fig. だったりします。
LaTeX の場合
\begin{figure}
\caption{}
\label{fig:1}
\end{figure}
\figurename~\ref{fig:1}
なんてしておくと、面倒がありません。
今の所、該当するケースにあたっていませんが、図表を引用する場合、
\labelコマンドの位置に注意しましょう。\captionの前後、それから\figure
環境の内外、\captionのある無しで振る舞いがそれぞれ異なります。
(と思うが・・・・)
- OpenOffice/LibreOfficeに色を追加する。
領域や文字の色に物足りなさを感じていませんか?
そんなあなたにX11で定義されたRGBを追加したカラーテーブルを。
このファイルをダウンロードして、
追加しましょう。
emacsのlist-colors-displayが好きな人は
こちらをどうぞ。
(白・黒の重複だけは消しておきました)
追加の方法は、例えば
- Impressでも起動する。
- 適当に四角でも描く。
- 選択して右クリック→表面。
- 色タブをクリック
- フォルダアイコンをクリック
- ダウンロードしたファイルを選択
で完了。
もしくは、LibreOfficeの場合は
...\AppData\Roaming\LibreOffice\3\user\config
の下のstandard.socを書き換える。
Linuxの場合は~/.libreoffice/3/user/config/standard.socで
す。
LibreOffice 4.1 でカラーマップを使うと、インプレス等でスライドのペー
スト時にスライドスタイルの継承情報が損なわれるという現象が発生して
いました。どうもこのカラーマップが原因だった様子。Impress 4.0以上
には
こちらのカラーマップを利用してください。
-
業績リスト生成ツール(PHP版)
-
日本物理学会オンラインプログラム整形ツール
学会プログラム自体は学会ホームページに公開されている。
例えば
こちら。
ただ、少し見栄えがよろしくありません。
少し整理して表示するためのツールです。使い方は
http://www.quark.kj.yamagata-u.ac.jp/~miyachi/JPS/program-2013S.php
をブラウザで表示する。デフォルトでは2013年秋季大会の
実験核領域プログラムが表示されます。
理論核領域を表示する場合は、URLに?division=rk
を追加してください。素粒子実権はsj、素粒子理論は
srになります。
年等の変更はyear=2013spで指定可能。
4桁の数字に(年会:sp)、(秋季大会:au)でしょうか。。。。
- 第69回年次大会(2014/03@東海大)
実験核
理論核
素粒子実験
素粒子論
- ウィンドウズ用 X11 Server
- 仮想環境への Linux インストール方法
- Linux installation CD/DVD イメージをダウンロード
- Virtual Box を起動し、新規仮想マシンーを作成
- 新規仮想ハードディスクを作る
- ダウンロードしておいたCD/DVD イメージを
仮想光学ドライブに設定する。
( 設定→IDEコントローラ(光学ディスクのアイコン)、
属性のところのディスクのアイコンをクリックし、
仮想 CD/DVDディスクファイルの選択で、
ダウンロードしたファイルを指定)
- インストールディスクイメージから起動して、
Linuxのインストールを完了。
- 再起動前にはインストールディスクイメージを
仮想光学ドライブから外す。
趣味。ほとんど趣味みたいなものとしてはプログラミング。
現実逃避になるのかどうか不明ですが、このホームページ自体が
趣味ですね。まったく。
人からみると「中毒」的だそうです。
そんな事は全くないと思うのですけれど。ないなら、ないで別に困りはしませんし。
出身は愛知県です。愛知県といっても尾張地方の岐阜県より、北部の方。
そこの
土地柄というわけではなく、
むしろその後の環境に強く影響されているのだと思います。
とはいえ、研究者にはコーヒーは必需品なのだそうで、
たとえば
こんな人
や、
こんな人
は、なぜコーヒーでなければならないのか
全くもって疑問ですが、重要なアイテムとなっています。
冷めたり、インスタントだったりするのであれば、まあ普通はいらんわな。
某京都大学の某物理学科でいただいた
コーヒーは結構有名なものなのですけれど、きっとこのコーヒーが数々の偉大な物理学者を生んだのでしょう。
ちなみにここ数年のお気に入りは
- 加藤珈琲:
Yahooショッピング、楽天で購入できます。
コストパフォーマンスいいですね。
うまく購入日を選べばスーパー等でのお買い得品よりもお買い得。
豆で購入すれば風味もそれほど劣化しない。
お値打ちなところとしては
BROOKS
も飲んでいましたが、今はほとんど加藤珈琲で済ませています。