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まとめ

2本の光電子増倍管の平均獲得光電子数(1MeV当たり)と位置の関係は次のようになった。

  67mm(Np.e) 598mm(Np.e) 1410mm(Np.e) 2132mm(Np.e) 2683mm(Np.e)
ADC1(zk0957) 20.2 16.9 13.4 12.1 11.2
ADC2(zk0958) 23.0 17.7 14.4 12.8 11.8


中心付近では1MeV当たりおよそ13.9p.e.の光量が得られたことになる。

以前に行った1m-Moduleのビームテストの結果得られた光量は、deposit energy 1MeV当たりおよそ17〜21p.e.であった。この値はPMT両読み時の値なので、単純 に2で割ることで片読みの値に換算する。また今回の測定ではプリズム光電面のPMTを用いたため、1m-Moduleのビームテストよりおよそ1.8倍の光量が得られると考えられる。 よって換算後の光量はおよそ15.3〜18.9p.e.となる。

ビームテストではビームの入射位置から片方のPMTまではfiberの長さがおよそ 1.2mあった。今回の測定では1.2mの位置でおよそ17.2p.e.の光量が得られているの で、1m-Moduleのビームテストの換算後の光量と矛盾しない結果が得られていると言える。



SATO Hiroyuki 平成15年5月6日